アンプラグド長崎2nd GIG 高田渡ライブ、盛況に終わる


 3月7日(日)長崎市油屋町にある御飯で行われた高田渡GIGは、大盛況のうちに幕を閉じた。6時半ちょうど、まずはシューヘーが今日のために用意したアコースティックセットで登場。9ヶ月ぶりのライブとあって程良い緊張感も加わった6曲(高田渡カバー3曲を含む)30分の演奏には新鮮な感動があった。

 10分間の休憩をはさんで、いよいよ渡さんの登場。超満員で身動きも取れない状態だったが、お客さんは渡さんの歌を心から楽しんだ。いつもの噺家顔負けの話術に笑い転げながらも、ピリリと辛口の言葉も光る歌の力強い説得力を改めて感じ入る1時間半をなった。
ラストナンバー「生活の柄」では集平もマンドリンで参加した。「アンコールはしませんから」とMCで予めふっていた渡さんだったが、それにもかかわらず止まない拍手に答えた「アイスクリーム」(!)までを含めて19曲に及んだ。引きの速さで悪評も高き長崎のお客さんが、なかなか引かない。最新CD『ベストライブ』も飛ぶように売れて、ライブ後もサイン責めの渡さんだった。

 「その日は眠れなかった」とお客さんからの嬉しい悲鳴の便りもさっそく届いた。
 「手探りではじめた企画だったが今回のライブで確かな手応えを掴んだ」。これからいよいよ本格的に動き出す気配のアンプラグド長崎からしばらく目が離せそうにない。


ラストナンバー「生活の柄」でマンドリンを弾く集平。

シューヘーとは