砂時計でお茶を

「日毎の薬味」その36


 緑茶は日本人にとって大切な文化です。鎌倉時代、栄西禅師は著書『喫茶養生記』で「茶は養生の仙薬なり」と語っています。ビタミンCでストレス解消、カテキンでガン予防、口臭予防、老化抑制などなど……その効用は多岐にわたります。上煎茶のおいしい淹れ方をご紹介します。

1)人数分の湯のみにお湯を注ぎ、冷ます。60〜70度。
2)急須に茶葉を入れる。(1人分約3g=大さじ1杯)
3)冷ましたお湯を急須に注ぎ、約2〜3分待つ。
4)湯のみに均等に注ぎ分ける。

 最後の1滴まで絞りきってください。2煎、3煎までおいしくいただけます。ぐっと円やかな旨味に心もほころぶことでしょう。
 そこで待ち時間を計るのに砂時計はいかがでしょう。静かな時間が流れます。新茶の季節、日々のゆったりとしたお茶の時間に緑茶をぜひ。




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