長谷川集平ワークス
集平が長崎の太極拳仲間のために描いたイラストと、楊名時太極拳を描いた作品


絵本『れおくんのへんなかお』

2012年4月2日に出版した絵本『れおくんのへんなかお』(理論社)の中に、楊名時太極拳の演舞会のようすが描かれています。主人公の男の子がちょっと変わった友だちと連れ立って、お母さんの演舞会を見学に行きます。

←2画面描かれたうちの1つ。老若男女、いろんな人が心をひとつに空手着で稽古している姿は、まさに楊名時太極拳ですね。集平も審査会や大会の時にPAを担当したり、時には講演者として壇上に上がりました。楊名時太極拳が描かれた初めての絵本ではないでしょうか。

●『れおくんのへんなかお』詳細はこちら

Tシャツ2種 2003年と2007年に2つの絵を描きおろしました。今も再販を繰り返しています。



2003年支部設立時
楊名時先生の閃通臂をイラストにしました。先生側近の方に「写真じゃないの?!」と言わしめた、写真以上に面影をとらえた似姿に仕上がっています。
黒・グレー・生成・黄・紫の5色を作りましたが、全部の色がその場に交じって稽古しても美しいように、色味も考慮されました。

2007年5周年大会に向けて
長崎の港を見下ろす場所で演舞する女性。鶴が羽を広げようとしている姿を表現した美しい型、白鶴亮翅の定型を描いています。

ところで「鶴」と言えば、長崎は古くから鶴の港と呼ばれていました。支部設立と同時に始めた支部報もシューヘー・ガレージで制作。この地で白鶴の舞、楊名時太極拳を大きくはばたかせたいとの願いを込めて「鶴の湊便り」と名づけました。10年間で1号〜40号+別冊1〜4号を作り、バトンタッチしました。

'09年、2度目の上海市閘北(こうほく)区太極拳協会との交流稽古・懇親会の際、同柄のカラーバージョン・ステッカーを120枚作って、お土産にしました。イラストをクリックするとカラーバージョンが出ます→



背面のデザイン
どちらのTシャツも背面に楊名時先生の書「楊名時太極拳 長崎県支部」を入れました。


支部Tシャツとシューヘー・ガレージのTシャツはどれも集平の学生時代からの親友で腕利きのシルク印刷職人・藤井泰夫氏(しるくや)が1枚1枚手刷りで作ってくださいます。今では貴重な職人の技です。

「星火燎原」手ぬぐい


2003年支部設立時に作成。集平の絵をもとに地元の老舗、中の家旗店の職人さんが手で型を抜き、染めました。額装の現物を見た楊名時先生に「この人はただ者ではありません!」と言わしめた名デザイン。長崎らしい龍と、八段錦の第2段錦をしている女の子、散りばめられた星々が、白地に美しい紺色で描かれています。日本一小さな支部を立ち上げることになった長崎の愛好者の想いが、形になって表れています。2012年4月完売。

手ぬぐいに書かれた「星火燎原」とは……
「星火燎原手ぬぐい」 ●長谷川くみ子(支部報「鶴の湊便り」2-3合併号より)
日本の文化「手ぬぐい」を見直してみませんか。ハンカチ代わりに持ち歩くと、とっても便利です。支部手ぬぐいの言葉、星火燎原について。「小さな火が野原を焼き尽くす、ということ。最初人に知られないことでも信念をもってよいことを推進していけば、やがて野火の勢いのように多くの賛同者が集まってくる。道のないところでも、人のためになることを努力するならば、きっと多くの人がそこを通るにちがいない、という意味にもつながる」楊名時著『太極拳のゆとり』から。長い歴史を持つ中国だからこそ見えてくる価値観ではないでしょうか。よいと思う道を少しでも先にのばすために働いて去っていく、そんな人生を送れたら、と願いたいものです。


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