第2楽章 夏 22 島原の精霊流し  ----島原市


 お盆の長崎の隙間のない爆竹のウォール・オブ・サウンドを背に島原に行く。波の音、パラパラと奥ゆかしい爆竹、読経テープが流れる中、有明海に流された島原独特の切り子灯籠が海の上で灯り、見ているうちに、人の命のように消えます。

 原画展で小さな男の子が「お母さん、ぼくこの絵が一番好き!」と言うのを聞いたことがあります。うれしかった。