第2楽章 夏 15 キツネがコン!  ----諫早市高来町轟峡楊柳の滝


 昭和が懐かしいとは思わない。良いところと悪いところがあった。昭和からタイムスリップしたみたいな長崎の子。キツネの指人形が子どもたちを物語の中に引き込む。絵の中、楊柳の滝の下を散歩しているのはぼくだ。すれ違った男の子たちは幻だったかもしれない。

 キツネの着物とぼくのTシャツが同じ赤なのに気づきました? キツネの毛とぼくの帽子も同じ白。子どもたちを物語の中に引き込むキツネ=ぼくという絵です。谷間に滝の音が響きます。セミはまだのようです。