アイゲリ!

コラム19
Twitter 2016・17年



2016年

●7月14日
きのう大雨の中、曲がりくねった山道を抜けてたどり着いた半泊教会。質素な聖堂はアイルランドからの寄付で建立。国に迫害され差別され逃げのびた先でカトリック信者は世界とつながったのです。

- - - - - - -

●7月15日
頓泊の4キロ沖に浮かぶ嵯峨ノ島。京都の嵯峨野が由来という古い流刑の地である。一度行ってみたが、司馬遼太郎がアイルランドのアラン島を指した「荒蕪の島」という言葉がぴったりだと思った。小さなカトリック教会がある。

- - - - - - -

●11月09日
竹の万年筆は手に馴染む。写真はアイルランドの笛に熱中していたころ沖縄の楽器店に特注した竹の笛。縦笛、小さな尺八だが、ティンホイッスルと同じD管6穴(下の穴は押さえない)にしてもらった。音を出すのが難しくて、まだ使いこなせないが、いつか風のように吹けたらと時々練習してる。




2017年

●10月6日
画像は1929年にチャーリー・パットンが覆面歌手として売り出された時の広告。この覆面を剥がす作業…ギター2本と思われていた演奏が、未知のチューニングによるソロだということも解明。アイリッシュと黒人の最下層コミュニティでの相互影響を楽器演奏分析で裏付けたのは大発見だと思う。

- - - - - - -

●12月4日
「グアダルーペ」という歌がチーフタンズの「サンティアーゴ」に入っていたなと探すが家にない。調べると20年前のアルバムなんだね。中古盤を買い直した。ライクーダーをフューチャーした7年前のアルバムの絵はグアダルーペの聖母が死んだ聖パトリック大隊兵を抱えている。今ごろ気づく。聴かなきゃ。


コラム 目次へ戻る