アイゲリ!

コラム14
ブラックボックス ②
2009年8月25日



●ポプラ社によると『大きな大きな船』よく動いているようです。ゴーゴー、ビガビガシップ!(ビッグの比較級×2 +シップ)

そろそろ次の仕事に心身を切り替えよう。幼年童話3部作だ。子どもの本に日本語のリズムを取り戻す試み。
となると、アイルランドや中世〜ルネサンスの音楽に浸っていたころに心身の状態をいったん戻す必要がある。故マイク・シーガーにも再触発され、ぼくはしばらく触っていなかったパイプ&テイバーを取り出してまた演ってみている。前は見つけるのが難しかった資料がYouTubeで簡単に手に入る。「tabor pipe」で検索すると興味深いのがどんどん出てきます。

太鼓と、片手で1オクターブ半奏でることができる3穴の笛のワンマン・バンドは中世のヨーロッパで流行し、スペインやポルトガルにも残っている。御輿(みこし)だってあるカトリックの祭とともにキリシタン時代に日本に伝わったかもしれないとぼくは思う。そういう目で見ると、長崎くんちのシャギリのルーツにも見えてくる。倍音を多用する笛がそうだし、太鼓はこの演奏スタイルが今でも活躍する祭のリズムなのだ。

イラスト●『長崎未満』より



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