長谷川くみ子師範が新聞に載り、太極拳の問い合わせ殺到
'02年9月、長谷川師範の太極拳教室に長崎新聞の記者が取材に訪れ、その時の記事が10月2日付けの同新聞に掲載されました。いきいきと働く女性を紹介する「シュークリーム」欄で、大病のこと、太極拳のことなどを話しています。
記事が掲載された日から教室に関する問い合わせが後を絶たず、対応に追われるという予想もしなかった事がおこり、嬉しい悲鳴をあげています。健康への関心の高さも実感しました。
記事を抜粋でご紹介します。
2度の大病 太極拳に救われた
静かな夜の道場に、腹式呼吸の息遣いとかすかな空気音が響く。ゆっくりと流れるような太極拳の一連の動作は、音楽のように滑らかで神秘的だ。
指導しているのは師範の長谷川くみ子さん。8年前に長崎で唯一の楊名時(ようめいじ)太極拳・八段錦教室を開いた。
「中国医学では、肩凝りや目の疲れなどの症状は、未病(みびょう)と呼ばれ病気の前兆と考えられています。身体を森に例えると、目に見える木々、草花、小川などは骨格や内臓。そして目に見えないけれど空気に当たるのが〃気〃です。大切な空気が汚れたら森は元気をなくします。同じように〃気〃の乱れは身体のバランスを崩し病気を生みます。〃気〃をよくするということは空気をよくすることと同じ。太極拳は〃気〃を元気にすることで、自然冶癒力を高める健康法です」
そう話す長谷川さんは、これまでに2度太極拳に大病を救われたという。
最初は20歳のとき。東京の美大在学中からカメラマンとして仕事をしていた長谷川さんは、撮影のため重い機材などを背負い富士山へ登った。下山の際に膝(ひざ)を痛め、歩行が困難なほど重度の関節炎に。医師からはたまるたびに水を抜き、電気冶療を続けるしかないと告げられた。(中略)
何とか冶したいと思っていたとき、書店で見つけた本で太極拳を知り、教室に通うことに。それが太極拳との出合いだった。「通い始めてて2、3年で完冶しました」
太極拳の効果を実感。通い続けて師範の資格を取得した。(中略)
2度目は、数年前。突然、右手が動かず言葉が話せなくなり、病院で脳梗塞(こうそく)と診断された。「当時、集中的なパソコン作業が何日も続いたので無理がたたったのかもしれません。手術もせず、ここまで回復したのは、太極拳の効果があったからだと思っています」(中略)
「多くの人に知ってもらうことが、私を救ってくれた太極拳への恩返しだと思っています。年齢に関係なく誰でもすぐに始められるので、健康維持のために多くの人に試してみてほしい」
健康の大切さを知る長谷川さんの願いだ。(文=長崎新聞 文化部・山下和代)
●戻る