『ホームランを打ったことのない君に』韓国語版

 読者のレビュー

オンライン書店に寄せられた読者のレビューを、
翻訳家の梁 成実さんが訳してくださいました。




●出版社の紹介文(抄訳)
韓国では2009年のWBC準優勝以降、野球が「観覧するスポーツ」から「参加する生活体育」へと変わった。リトルリーグも活発になってきたが、「野球」をテーマにした児童書はほとんどないのが現状。野球ファンの父親なら、自分の子どもに本書を読み聞かせながら、野球のルールなどを説明してあげられる楽しさを満喫できるだろう。




●野球ファン
  • 本のタイトルに惹かれて衝動買いした。

  • センキチの言葉「ホームランを打った選手は、自分の力で家を出て、つまり家を出て世界を一周してまた戻ってくるんだ。自分ひとりだけの力で。」にはっとさせられた。初めて野球場に行ったときのことを思い出した。

  • 著者もたぶん野球ファンに違いないと思う。


●野球を知らない人
  • あきらめなければ、いつかはできるというメッセージもよかったが、「ホームラン打者が100人いたら、打撃方法も100通りあるんだ」という言葉が一番よかった。

  • 努力の結果が出ようと出まいと、最高であろうとなかろうと、その行為自体が最高だということが認められる社会になってほしいと思う。

  • 数年前韓国でテレビ放映されたアニメ「メジャー」を子どもと一緒にみて野球を少し知ったくちだが、子どもには「メジャー」よりも、この本を見せるほうが百倍も千倍も(といったら言い過ぎか…)いいと思う。

  • ルイの言葉「ぼく、いつか必ずホームランを打つよ。でもその前に安打から打たなくちゃ。」に心温まる思いがした。

  • 子どもたちに、つらくてもあきらめないで努力することが大事だという、肯定的な教えを与えてくれた。

  • 薄くて軽く読める本だが、感動的だった。短い文章から多くのことを感じさせるそんな絵本だと思う。久しぶりに心温まる絵本を読んだ。