ATOMIC BOMB LIVE

'97年8月9日(日)
長崎市 ヤマモトパソコン2階・セミナリヨスペース




 '97年8月9日、長崎の52回目の原爆記念日の夜、シューヘーライブは、なごやかな雰囲気の中に終わった。
 "手作りライブ"と銘打ったこのライブは、いわば出前ライブの簡易バージョンだ。PAや照明から、ステージ設定まで、すべてシューへー・ガレージ・スタッフで準備した。あまり大きい音が出せない会場なので、PAも最小限しか使えない。そんな悪条件を逆手に取って、サバイバル・バンドとしての方法論を実験したい、との思いも込められている。
 もう一つの話題は、集平のニュー・ユニット、Two of us (集平:side guitar/山口敦:lead guitar)だろう。この日初ステージとあって、どんなサウンドを聴かせてくれるのか、期待は膨らんだ。結成当初のバンド名は「二人ベンチャーズ」。その名の通り、二人だけでロックギターを極めようと、毎週のリハーサルにも熱が入った。ベンチャーズ・ナンバーを中心としたギター2本の絡みは、大人のサウンドを醸し出していた。意外性があり、切り口が新鮮でカッコ良かった、と評判も上々。ラストは、ポール・マッカートニーの「ジャンク」できめた。
 山口から、UBサミットの3人も駆けつけた。シューヘーのリクエストに応えて、Real Coloredの福田英三さん、GO-Xの川添さん、メヒコジャムの大井さんがそれぞれ一曲づつ歌って、長崎にも熱いファンをつかんだ。
 シューヘーはオリジナルのレパートリーに加えて、原爆の日にちなんで、特別な曲も用意した。
 集平のMCにもあったように、原爆記念日に町のあちこちで小さなコンサートがもっとあってもいいのでは、と気づいた、収穫のあるコンサートだった。
 来てくださった皆さん、どうもありがとうございました。



●シューヘーとは